株投資で損切りする主な理由とは

株で取引するなら、損切りも大切という声は多いです。
そもそも株取引にはリスクもありますし、大きな損失が生じる事も実際あります。損失額を限定するために損切りする訳ですが、玉数に関するメリットもあるのです。

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株券の価値が下がるリスク

株券を長期保有していますと、たまに大きな含み損が発生する事があります。
例えば株価が4,000円の時に、100枚だけ株券を買いました。今後は、株価が上昇すると予想したからです。

ところが、株価は必ずしも順調に動いてくれるとは限りません。4,000円どころか、3,000円台や2,000円台などに下落する事もあるのです。現に金融ショックなどが発生すると、それぐらい株価が下落する事もあります。

しかも株券を長期保有していると、損失が拡大してしまう事もあります。2,000円台どころか、1,000円未満に下がってしまう可能性もありますから、注意が必要です。

損切りでリスクを抑える

ですから投資家の方々は、しばしば損切りの重要性を強調しています。もしも上記のように4,000円台で株券を買った時は、早めに損切りしておく訳です。例えば3,500円の内に売却しておけば、それ以上含み損が拡大する事はありません。2,000円台にまで下落した時と比べると、遥かに損失を限定する事ができます。

損切りの基準は、人によって異なります。損失率が1%の時に損切りするケースもあれば、3%にするケースもあります。基準は人それぞれですが、損切りすればリスクを限定できる訳です。

取引可能額を増やすための損切り

ところで株の取引をするなら、「可能額」も考慮しなければなりません。
そもそも株券は、無制限に保有できる訳ではありません。あくまでも証券会社に預けている金額の範囲内で、取引できるのです。

そして株券を保有していると、取引できる金額も限られてしまいます。例えば証券会社に100万円を預けていて、60万円分の株券を持っているとします。その場合、取引可能額は40万円になるのです。決して80万円や120万円ではありません。株券の枚数が増えると、動かせる金額も減ってしまう訳です。

どうすれば可能額を増やせるかというと、上述の損切りです。株券を60万円保有しているなら、あえて損切りする選択肢もあります。
一旦は含み損も発生しますが、その分だけ大きな金額を動かせるようになりますから、損切りにはメリットがあるのです。
それも考慮しますと、株の損切りには大きな意義があります。

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